不倫とは、結婚後に素敵な方と出会い、恋に落ちることですね。現在の奥様と、不倫の彼女との出会いの順番が違っただけ、ということです。離婚は、出会いの順番が違っているので、再出発するためのものです。
違ったな、と思う時点から、素直にやり直すことも選択肢の一つです。となると、離婚のキッカケは何でも良いのではないでしょうか。コレ、という離婚のキッカケ、理由があるかもしれませんし、ないかも知れません。
不倫の彼女と縁があったのではないでしょうか。ただ、離婚は、ものすごいパワーを要する。結婚の数倍のパワーを要する事柄だ、とも言われます。
今まで、生活を共にした奥様との時間の共有、思い出を整理し、共に築き上げてきた財産の分割、その他、結婚生活に携わりお世話になった方々とのしがらみ、お互いの親や親戚などとの関係を見直すなど、やるべきことは、山積みです。
築き上げることよりも、見直し、整理することは大変です。もし、それらの膨大な事柄さえも、見直し、整理し、離婚することを選ぶのなら、不倫の彼女とのご縁を大切にすることはよいのではないでしょうか。
不倫している中は、どうにかして奥さんと別れてくれないかと、口にはださないまでもみなさんが願っていることではないでしょうか。ところが、実際に不倫相手が、離婚してしまうと、そんなつもりではなかった、まさか離婚するとは思っていなかったようなことを思う方が結構いらっしゃるようなのです。
明日はなにが起こるかわからないとはよくいいますが、不倫に対しても同じことがいえるのではないでしょうか。いざ離婚にいたると、いままで責任がないだけに楽しかった不倫が急に現実味を帯び、今度は生活感のある中での恋愛となってしまします。
不倫による離婚ということでほぼ慰謝料はまぬがれないでしょう。また、子供のいる家庭であれば、二十歳までは養育費の支払いが待っていることもまちがいないでしょう。
不倫は、たまたま恋愛した相手が結婚していた、という恋愛ですが、やはり後先を考えないと、こんなはずじゃなかったという節がいくらでもでてきてしまうようですね。